WordPressのテーマとは?テンプレートの違いや選び方、変更時の注意点など解説!

ワードプレスのテーマとは ITツール

WordPressを使用する上で重要なのがテーマ決めです。WordPressには様々なテーマがあり、それぞれ特徴を持っています。

テンプレートによって違いがあるので、各テーマの違いを知るのはもちろん適切な選び方や使い方、別のテーマに変更する時の注意点なども知っておく必要性があるでしょう。

これからWordPressを活用する方は、目的に合わせたテーマか、デザイン性に富んでいるか、レスポンシブやスマホに対応しているか、SEO対策ができるか、カスタマイズしやすい機能性を兼ね備えているかなどを比較することが大切です。

本記事では、WordPressのテーマの違いや選び方、注意点などについて紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

WordPressのテーマとは?わかりやすく解説

WordPressのテーマとは、サイト全体を構成しているテンプレートをまとめたものです。

このテーマは様々なファイルの集合体であり、テーマを変更するだけで個別に設定することなく全てのファイルを一度に変更することができるのが特徴。

テーマは基本的にトップページ、個別記事、固定ページ、検索結果、過去記事一覧のテンプレートファイルで構成されているのが特徴であり、テーマを変更すればテンプレートファイルも一緒に変更されます。

初心者がテーマを導入する必要性があるのは、HTMLやCSSなどのプログラミング知識がなくても手軽にいろいろなデザインや機能性があるサイトにできることです。

テーマ選びはサイトの根幹となる部分なので、しっかり厳選して決める必要性があるでしょう。

WordPressのテーマとテンプレートの違い

WordPressのテーマとテンプレートでは決定的な違いがあります。

テンプレートはトップページや個別記事、固定ページ、タグなどの一つ一つを構成するファイルのことです。

一方のテーマは、上記のテンプレートファイルを取りまとめているものです。

つまり、テーマはサイトの根幹部分に当たるもので、変更すればテンプレートファイルも一緒に変更されます。

WordPressテーマを活用するメリット4つ!

WordPressのテーマを活用するメリットは、以下の4つです。

・テンプレートを個別に編集する必要性がない 
・デザイン性に凝ったテーマが豊富にある 
・直感的なカスタマイズができる 
・初心者でも使える(コードを書かなくてもOK)

テーマを活用するにあたって、直感的にカスタマイズができるのは初心者にとって大きなメリットです。

初心者には難しいHTMLやCSSなどの操作をしなくても管理画面で直感的な操作ができるので、サイト作りも思いのままにできるようになります。

無料や有料のテーマが豊富に用意されているので、デザイン性に凝ったテーマが自由に選べるのも大きなポイントです。

サイトの目的に合わせてテーマが選べるため、理想的なサイト作りが実現できます。

また、テーマはテンプレートをまとめているものなので、個別にテンプレートを調整する必要性がありません。

個別に調整するとなると全てのテンプレートファイルを操作しなければならなくなるため、調整や構築などに時間がかかってしまいます。

その点で言えば、テーマを導入することで手間と時間をかけることなく一度に編集できるので、運営がかなり楽になるでしょう。

WordPressテーマの選び方

WordPressには様々なテーマがあるので、どのテーマを選べばいいのか分からない人も多いでしょう。

作成したいサイトに合わせたコンセプトのテーマを選ぶことが大切ですが、デザイン性やカスタマイズ性、SEO対策、日本語に対応しているか、利用者数が多いかなど見るべきポイントはたくさんあります。

自分がサイトを作成する上でどんな機能を求めているかによって選ぶテーマが変わってきますので、下で紹介しているポイントを抑えて適切なテーマを選ぶことができるようにしましょう。

選び方1. 目的に合っているか

第一に、自分が作りたいサイトの目的に合ったテーマを選ぶことが重要です。

単なるブログを運営したいのか、アフィリエイトで稼ぎたいのか、コーポレートサイトやオウンドメディアなど、WordPressを活用すれば実質的にどんなサイトでも作れてしまうでしょう。

ただし、サイトを作るにはテーマが持つ独自のコンセプトやデザイン、機能性を持っているため、自分が作りたいサイトの目的に合ったテーマかどうか事前に公式ページなどで確認しておきましょう。

選び方2. デザイン性

サイトを構築する上で誰しもデザイン性にこだわりたいでしょう。ただ、サイトのデザインに凝りすぎると、見にくいサイトになる可能性がありユーザーが離れる要因になります。

テーマごとにデザイン性がまるで違ってくるので、サイトが表示された時にパッと見て見やすいと思えるデザイン性かどうかが重要です。

サイトの第一印象によってユーザーが離れるかどうかが決まるのでHTMLやCSSができる人であれば問題ありませんが、初心者は難しいのでデフォルトのままで使えるテーマを導入するのがベストでしょう。

選び方3. レスポンシブ対応しているか(スマホ対応)

レスポンシブ対応とは、簡単に言うとスマホやタブレットでサイトを閲覧した時に画像や表、テキストなど見やすくなっているかどうかです。

スマホやタブレットで自分のサイトをチェックした時に自動的にスマホ仕様、タブレット仕様に代わっていれば問題ありません。

もしここでレスポンシブ対応になっていない場合、スマホやタブレットで見た時にページの形が崩れてしまうので非常に見づらくなってしまいます。

今やスマホやタブレットからネットを使う人が増えている以上、ページの形が崩れることはユーザーが離れる要因になってしまうので、レスポンシブ対応しているテーマを選ぶようにしましょう。

選び方4. SEO対策が施されているか

SEO対策というのは、ユーザーが特定のキーワードで検索した時に検索結果の上位に表示させるための方法です。

自分のサイトを上位に表示させるためにはSEO対策が必須となりますが、テーマ次第でSEO対策ができるかどうかが大きく左右されます。

記事ごとにタグがつけられるのか、ディスクリプションの項目はあるのか、構造はどのようになっているかなど様々な対策ができるかが重要です。

特にサイトの速度はユーザーが閲覧しやすいサイトと認識してもらうために重要なのでSEO対策済みのテーマなのかチェックしましょう。

選び方5. カスタマイズしやすい(機能性)

テーマを選ぶ時は手軽にカスタマイズできるものを選ぶのがベストです。

自分でサイトをいじれる人なら何も問題はありませんが、初心者はHTMLやCSSなどの専門的な知識が必要な部分をいじることができないので直感的にカスタマイズできるテーマを選ぶのが望ましいでしょう。

難しい操作をしなくても簡単なカスタマイズで様々な機能を搭載できるようになれば、使いやすいサイトになります。

最初は気にならなくてもサイト運営を進めるにつれて気になることも増えてくるので、順次対応できた方が良いでしょう。

選び方6. 日本語対応しているかどうか

テーマを選ぶ上で日本語に対応しているかどうかは非常に重要です。

インストールできる全てのテーマが日本語に対応しているわけではなく、中には英語しか対応していないものもあるので、デザイン性が良くても日本語に対応していないのであれば使いにくくなってしまいます。

もちろん英語が読めるのであれば英語だけでも問題ありませんが、英語が読めないからといって翻訳機能に頼り切るのは得策ではありません。

運営しやすくするためにも、様々なテーマの中から日本語に対応しているかどうか最低限確認しておきましょう。

選び方7. 利用者数が多い(検索時の情報が多い)

事前にWordPressを使用している人がよく使っているテーマがどんなものかを把握しておくと良いでしょう。

多くのユーザーが利用しているテーマは、それだけデザイン性やカスタマイズ性などに富んでおり、なおかつレスポンシブや日本語、SEO対策に対応していて使いやすいと推測できます。

そして、そのテーマで検索した時の情報も多いのが大きなポイントです。情報量が多いほど自分でテーマを使用する際の参考になるので、サイト運営がやりやすくなります。

WordPressの無料テーマと有料テーマの違い

WordPressには無料と有料のテーマがありますが、様々な違いがあります。

無料テーマはその名の通りお金をかけずに無料で利用できるので、初期費用をかけたくない人におすすめです。

ただし、無料なので有料テーマほどの機能性がないことが多いでしょう。カスタマイズができても一部しかできなかったり、SEO対策も大してできないことも少なくありません。

一方の有料テーマはSEO対策ができたりWordPressのアップデートにも対応していたり、豊富なカスタマイズができたりサポート体制も整っていたりと様々なメリットがあります。

ただ、基本的に1万円以上の費用がかかるケースがほとんどなので、資金面では注意が必要です。

WordPressのおすすめテーマ。無料・有料

おすすめのワードプレス無料・有料テーマは以下のものとなります。

使い勝手やデザイン性など無料テーマの中でも優れており、検索した際に情報量が多いのもポイントです。

おすすめ有料テーマおすすめ無料テーマ
・TCD
・SWEL
・THE THOR(ザ・トール)
・STORK19
・賢威(ケンイ)
・Cocoon
・Xeory Base
・LIQUID
・Lightning
・Luxeritas

上記WordPressの機能や特徴などは、公式HPをチェックしてください。

WordPressテーマのインストール方法

ワードプレスのテーマをインストールする方法は、以下の通りです。

1.ワードプレスにログインする 
2.左メニューの「外観」から「テーマ」を選ぶ 
3.画面上部にある「新規追加」をクリックする
4.項目を選択して検索する 
5.テーマの一覧が表示されるので、利用したいテーマの画像をクリックする 
6.プレビューが表示されるので、左上の「インストール」をクリックする 
7.インストール完了のメッセージが表示されたら「有効化」をクリックするとテーマが反映される

基本的に以上の手順に沿ってテーマをインストールすることで、そのテーマでサイトを作成することができます。

自分が作成したいサイトに合わせて条件を指定して検索することで、イメージに合うテーマを探すことができるでしょう。

WordPressテーマを変更する際の注意点

ワードプレスのテーマを変えてリニューアルしたいと考えてる方には、以下のような注意点があります。

・更新する前に全てのデータのバックアップを取る
・海外の無料テーマを使う時に安全性を確認する

まず1つ目は、テーマを変更する前にバックアップを取っておくことです。テーマはデザイン性が同じではないので、変更した時にレイアウトがズレたり、再設定を行う必要性があったりと正常に表示させるのに時間がかかる可能性があります。

場合によっては上手くカスタマイズすることができなくて、全てやり直しになる可能性もあるでしょう。そのような事態が起きた時のために、変更前のバックアップを取るのがベストです。万が一変更が上手くいかないことがあっても、バックアップがあれば元に戻すことができます。

2つ目は、海外の無料テーマの中には安全性に問題がある可能性があるので、インストールする前に安全性を確認した方が良いというものです。
安全性に問題がある場合だと最悪の場合サイトが消失する危険性があるため、事前に導入事例がないか調査しましょう。

まとめ

今回はワードプレスのテーマについて紹介しました。ワードプレスのテーマはテンプレートファイルを束ねるもので、初心者でも使いこなせ、直感的なカスタマイズができるのが大きなメリットです。

デザイン性も豊富にあり、SEO対策やレスポンシブ対応、日本語対応など様々な機能性を兼ね備えたテーマが存在します。

無料と有料のテーマがあるので有料の方が良いかと思われるかもしれませんが、現在では無料でも使い勝手の良いテーマもあるので有料一強というわけではありません。

自分が作成したいサイトのイメージに合い、なおかつ目的に合った機能性があるテーマを選んでサイトの運営に役立てましょう。